新しい頁(ペイジ)をきりはなつとき 紙の花粉は匂ひよく立つ ~室生犀星「本」。

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こんな時だからこそ読みたい本㊦

2011 - 06/20 [Mon] - 14:50

読売新聞 2011(平成23)年5月29日付 朝刊 (*画像別)

本よみうり堂 HONライン倶楽部
こんな時だからこそ読みたい本 ㊦

 著者と読者の様々な思いが響きあう本の世界。東日本大震災後の読書で、みなさんは何を感じたでしょうか。先週に引き続き、皆さんの投書を手がかりに「こんな時だからこそ読みたい本」を探します。
 
不安乗り越え生きる指針

 長く読み継がれてきた古典やロングセラーに、時代を超えた共感を寄せる人が多いようです。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
 災害が襲った東北地方を約320年前に歩いた松尾芭蕉の旅行記『おくの細道』(岩波文庫など)。埼玉県飯能市の松本世津子さん(51)は「散文の、海岸沿いの土地の風景描写が美しい。人生は旅に似ているという言葉は、懸命に生を貫こうとする私たちの道祖神になってくれる」。

 吉川英治『宮本武蔵』(講談社)を「不安な時代に生きる指針となる本」と薦めるのは、茨城県利根町の田口廣子さん(66)。「武蔵と伊織の師弟関係は羨ましいほどで、剣の達人というより生き方そのものが人生の真実を示唆し、証明している」。
 
 神奈川県横須賀市の青木恭子さん(70)は、栄華から没落へ、世の移り変わりを描いた『平家物語』(小学館「新編日本古典文学全集」など)を挙げました。「原子力を安全に制御できると信じていたのは、人間の驕りだったのかもしれないと考えさせられました」

 本を開くひととき、現実を離れてはるかな旅に出るのもいいですね。例えばプルースト『失われた時を求めて』(集英社文庫など)。新潟市の佐藤奈緒さん(27)は、魂の遍歴がつづられた自伝的長編が「死への恐怖や不安を忘れさせてくれた」と言います。「毎日読み続ければ、3・11後の空白を少しずつ埋めることができるのではないでしょうか」

失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
(2006/03/17)
マルセル プルースト

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 埼玉県川口市の丸山勝也さん(70)が愛読しているのは、デフォー『ロビンソン・クルーソー』(集英社文庫など)。絶海の孤島で一人、食べ物や住居、衣服まで自給自足の生活を送る主人公。「28年間、独力で生活する姿に感動した」
  平日の日中に起きた今回の地震では、多くの子どもたちが親を失いました。本はきっと新しい生活を送る子どもたちの心を慰めてくれるに違いありません。

 家族同様の馬を亡くし悲しむ青年を救ったのは、馬の魂が宿る馬頭琴でした。東京都国分寺市の山之内たま江さん(63)は、「ぽっかり穴のあいた心を包み込む美しい音色が聞こえてきそう」と、大塚勇三・再話、赤羽末吉・絵『スーホの白い馬』(福音館書店)を推薦します。 

 大阪府岸和田市の神元節子さん(59)が大好きな香山美子・作、柿本幸造・絵『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)には、思いやりあふれる動物たちがたくさん登場します。「次の人に食べ物を譲る『どうぞ』のリレーがつながって、大きなサプライズが待っている楽しい絵本です」
どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)
(1981/11)
香山 美子

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 最後に、東京都八王子市の栄晴夫さん(42)の提案を。「こんな時だからこそギャグ漫画を読もう!ふざけているのではない、真剣にそう思う」
 赤塚不二雄『天才バカボン』、園山俊二『ギャートルズ』、植田まさし『かりあげクン』……。ナンセンスでシュールなギャグには、絶望のふちにある人をも思わずプッと笑わせる力があるのです。
 心が固く閉ざされている時でも、傍らに一冊の本があれば泣いたり笑ったりできる。それも本の力なのかもしれません。
(山田恵美)



次回は被災地の方からの「読みたい本」をご紹介します。
 

なかなかコメントができなかったのですが、震災関連のニュースの紹介、興味深く読んでいます。ご紹介どうもありがとう。そして今回の「こんなときだからこそ読みたい本」、どれも理由を読むと、読んでみたくなりますね。プルーストの「失われた時を求めて」やデフォーの「ロビンソン・クルーソー」、読んだことがなくて、気になりながらも、読むきっかけがなかったのだけれども、このご紹介で少し距離が縮まった気がします。

michiさん!

michiさ~んっ!

震災ニュース読んでもらって嬉しい~。
もともと記事を記録しておきたくて、みなさんの反応を期待してのものではないのですが、実はジミに一文字ずつ手打ちしてる(笑)ので、やっぱ読んでもらっていると思うと嬉しい!
もうしばらくアップを続けたいと思ってますので、また時間のあるときにお付き合いくださいまし。
(あ、でもこれ以降はまた泣かせちゃう記事かもしれないな~)

本のおすすめ記事って楽しくて、気になるものはちょこちょこメモったりしてるんですが、近頃はそれを読んだだけで満足してしまう感じでなかなか小説に手が伸びず~~~。
一時期は「あれ?本あんまし読みたくないな?そんな気力もなくなったの?だいじょうぶ?」と自分で心配しちゃったりして(笑)。
でも!
今日はカズオ・イシグロを借りてきました~~!
(「日の名残」と「私を離さないで」)
彼はmichiさんと同じように、ずっと前から気になりながらもなかなか読むきっかけが掴めなかった作家さんです。「長崎生まれの英国人作家・代表作は執事もの」これだけで即食い付きワード(笑)なのになあ。やっぱ翻訳物だから??自分が把握している以上に、苦手意識がなかなか抜けてないんでしょうね。
これで打破できるか!?(笑)

そうそうmichiさんの好きな須賀敦子さん!
ドキュメント番組が数日前に再放送されていたので、わらくしもやっと見ることができました^^。

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