新しい頁(ペイジ)をきりはなつとき 紙の花粉は匂ひよく立つ ~室生犀星「本」。

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聖夜の甘酒。

2007 - 12/25 [Tue] - 20:29

シャンパンでもなくワインでもなく…。

P1011312.jpg


寒くなってくると無性に飲みたくなるものがある。
……甘酒。
小学校の頃から母が作ってくれる甘酒が大好きだった。
といっても大したものではない。
市販の酒粕(月桂冠とか松竹梅とかね!)を鍋で煮溶かして砂糖を加えただけのものだ。
けれどこの簡単でシンプルな飲み物が、甘味に飢えていた子供時代の冬のお楽しみだった。

気分によって日本酒を足したりして、やけどしそうになるくらい熱々に温めたとろっとした液体を、少しずつ少しずつゆっくり飲む。
寒い日にはこれがたまらない。
飲み終える頃には冷たい指も身体もぽかぽかと暖まって、ついつい「もう一杯」を繰り返す。

自分が作っても美味しいけれど、子供の頃に母が作ってくれた甘酒はもっと美味しかった気がする。
そう姉に言ったら、姉も同じだったらしく
「うん。何かね違うんだよね、自分が作ったのとお母さんが作ってくれたのと……」

かすかに日本酒の香りが残るカップから立ち上る湯気の向こうに、今よりもずっと若い母の姿がおぼろげに浮かんでくる。
現在自分が生活を共にしている家族は、誰も甘酒なんて飲みはしない。
でもそれでいい。
鍋いっぱいに作った甘酒も母の味(思い出)も、自分だけのものなのだから───。

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