新しい頁(ペイジ)をきりはなつとき 紙の花粉は匂ひよく立つ ~室生犀星「本」。

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バラを愛でながら親の介護を考える。

2013 - 06/26 [Wed] - 15:16

目覚ましのアラーム音で目が覚める。

まぶたが重くてよく開かない。

こめかみが濡れている。

レディー・オブ・シャーロット


夢のなかに出てくる父はいつもすたすたと歩いていて
私を驚かせる。

「おとうさん脚!」

「おぅ」

「ちゃんと歩けるようになったんだ!」

「おぅ」


よかったねよかったねと繰り返し、私は嬉し泣きする。


ピエール・ドゥ・ロンサール8


そして目が覚める。



現実の父はもちろん歩けるようになんてなっていなくて

力なく椅子にもたれかかる父の姿が胸を重くする。

………お父さんの車椅子を押さなきゃいけなくなるなんて想像したこともなかったよ。

おぅ。

………もう一回ゴルフに行こうよ。

おぅ。

ピエール・ドゥ・ロンサール7


同居している旦那の義母は初めて会ったときから左半身が麻痺の状態だった。
脚をひきずって歩き、動かない左手の指も一本欠損している。
その姿に当初はぎょっとしたが、すぐ慣れてしまった。
21年経った今でも義母の身体が変わることはないし、ますます左半身は動かなくなっている。
いろいろと大変になるかもなと漠然と思っても、それで心が凹むことはなかった。

でも元気だった人が弱っていく姿を見るのは辛い。
何度見ても慣れない。
毎回かなしくて、なんでこんなになっちゃったのと
やりきれない塊を父にぶつけたくなる。

ピエール・ドゥ・ロンサール


せめてもう少し家が近かったらなと、帰りの車の中でいつも思う。
でもそのとき思うだけ。
考えても現実問題として変えられないことはなるべく考えない。
だからいつも実家からの帰り道はぼーっとしている。
事故に遭わない程度にぼーっとしている。

ピエール・ドゥ・ロンサール3

ピエール・ドゥ・ロンサール4

モーティマー・サックラー2

モーティマー・サックラー

モーティマー・サックラー3

ジュード・ジ・オブスキュア

ジュード・ジ・オブ・スキュア2

ハーロウ・カー2

ハーロウ・カー

つるアイスバーグ

つるアイスバーグ2

レディー・オブ・シャーロット2

レデイ-・オブ・シャーロット3

ユキコ


五月の中旬にバラの開花は最盛期を迎える。
でもその一番の盛りのときに、あまり家にいられなかった。

ピエール・ドゥ・ロンサール6

親の世話も中途半端。
バラの世話も中途半端。
何もかもハンパな自分。

ピエール・ドゥ・ロンサール10

ピエール・ドゥ・ロンサール2

ピエール・ドゥ・ロンサール11

ピエール・ドゥ・ロンサール9



回覧板をご近所のお家へ持って行くと、玄関脇にバラの鉢が置いてありました。
葉っぱという葉っぱは全て虫に食われてボロボロの穴だらけ。
バラを育てている自分からすれば、あまりにも惨い状態。
その姿を見て思わず涙が出そうになりました。
可哀想だからではなく
真っ赤なバラが凜と咲いていたのです。


親にいつまでも元気でいてほしいと願うのは
所詮子供の側の都合でしかないのですね。

親との関係もバラの世話も
もっと大らかにいけたらいい……

朝摘みのバラたち

なあ。

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